2022年春、都電荒川線が走る東京の下町、三ノ輪の商店街に、期間限定でピアノが置かれました。商店街は、100年以上の歴史を誇るレトロな雰囲気が残る場所で、総菜店、米店、銭湯などが立ち並んでいます。ピアノが置かれた場所は、都電荒川線・三ノ輪橋停留所の近くにあります。
この商店街には、様々な人々が集まっています。例えば、77歳の元靴職人や視覚障害のある女性などがいます。また、散歩中の新婚女性や夜勤明けのタクシー運転手、家族と買い物に来た小学3年生、モンゴル料理店の店員などもいました。そして、商店街で知り合った人たちが、一緒に連弾する様子も見られました。
商店街に置かれたピアノには、様々な人々が思いを込めて演奏しています。このピアノを通じて、商店街には音楽とともに、多様な人々が集まり、交流する場が生まれているようです。